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執筆者の写真鈴木睦枝

タイルがくえん保護者アンケート結果(2019年度振り返り)

更新日:2020年5月7日



このアンケートの目的は以下の通りです

  1. タイルがくえんで過ごした一年間を保護者の方々に振り返っていただくこと

  2. 私たちの今後のよりよいがくえん作りに繋げること

  3. 公表することで支援者や他の当事者の皆さんの参考にしていただくこと


*これは2020年4月〜5月に行ったアンケートです


回答は以下の通りです


Q.タイルがくえんに入った理由はなんですか?


  • 息子が他人と交流できる機会を作るため(小学生保護者)


  • 不登校になって、子供が人と交流する機会が減った為。(小学生保護者)


  • 家族、親戚以外の人と関わりをもってほしかった。家で子どもと私二人だけだと息が詰まってしまうので、家以外の子どもの居場所探しのため。(小学生保護者)


  • 娘の不登校に悩んでいたときに、2人で泣きながら「いっそのこと、自分たちで自由な学園を作ろうか」と言ったことがきっかけです。(中学生保護者)


  • BBQでみんなに会って行ってみようと思ったらしい(中学生保護者)


  • 6年から学校へ行けず、引き籠もっていたから(中学生保護者)


  • 同学年の友達からの誘いで行ったのがきっかけでした。それから、これからも行きたい、と入ることにしました。(中学生保護者)


Q.この一年間でお子様の変化はありましたか?

  • めっちゃ成長進化した!! 娘のコミュニケーション能力の高さには驚かされたし、楽しむ力、交渉力まで、色々みせてもらえた。 (中学生保護者)


  • 息子は、すごく落ちついたと思う。 泣いてでもなんでも、自分の気持ちをしっかり持って伝えられるようになった。 父親とのコミュニケーションが復活というか、格段に良くなった。 基本2人とも、どこにいっても可愛がられ生きていける子達ということがよくわかりました。(小学生保護者)


  • 昼夜逆転になったりして後半はがくえんに行けなかったけど、昨年より体調は良くなったから良かった。(中学生保護者)


  • 参加し始めたばかりは母親と遊ぶことが多かったのですが、少しずつ他の子と遊ぶようになりました(小学生保護者)


  • 年齢が上がってきたからか、落ち着いてきた感じはする。 2年生になって始めのほうは行きたくない気持ちが強かった。 そこから学校に行くことを止め、行かない期間が長くなってくると、「何で私は学校に行ってないの?」と行きたい気持ちと行くのが怖い気持ちが混ざったような感じだった。 3年生の始業式、「私が久しぶりに行ってみんなは気にするかな?」と周りの反応が気になっていた様子だったが、母の私と一緒に登校。教室で皆と同じように行動していた。二日目の登校日は付き添いなしで友達と一緒に登校した。付き添いなしの登校は約2年ぶり。(小学生保護者)


  • がくえんの仲間と毎日ゲームしたり週末は出かけたりしていました。前進、後退を繰り返し。ほっとすてっぷで勉強に集中したり、イラストを描いたり昼夜逆転で過ごしていました。(中学生保護者)


  • 常にイライラしてすぐ癇癪を起こしていたけど、今は多少落ち着いてきた。(小学生保護者)


  • タイルがくえんに行くまでは自ら朝起きてくる事などほとんどなかったのですがタイルがくえんに行き始めてからはその日は必ず早く起きて 楽しそうに行ってました。 少しずつですがタイルがくえんのお母さんたち、違う学年の子たちにも心を許して大丈夫なんだなぁ、と安心して過ごせる居場所になったと思います。(中学生保護者)


Q.一年間で保護者様自身に変化はありましたか?

  • 子どもたち以上に私が1番成長進化させていただいたと感じております。 そして参加者の皆さんと我が子以外の子どもたちとの関わりが、私をここまで来させてくれました。 何よりコミュニケーションをめっちゃ学ばせてもらったと思います。 腹立つことの中から、自分の信念をみつけ、喜びの中から自分の願いをみつけ。 本当に本当に、意義深い1年を過ごさせていただいたなと。 1年前のわたしとはまた違った新たな私を見つけました。 ありがとうございます。(小・中学生保護者)


  • 参加し続けるうちに少しずつ居場所ができてきて、いつの間にか親も子も参加するのが楽しみになっていました(小学生保護者)


  • 昨年度の始めのほうは一年間付き添い登校をした後で疲れていたし、学校への失望が大きかった。 私も学校嫌いになっていたような気がする。 学校には行かなくてもいいと思って、学校以外の居場所探しをしたが娘が私から離れていられるような場所はなく、私が日中ひとりになれる時間がほぼ無く、一年を通してそれが一番辛かった。 学校とのやり取りがしんどかったが、学校の週一の安否確認がほっとすてっぷに行くことでできたので、学校に行かなければいけない負担は少し減った。 昨年は、娘の問題と同時に私自身の問題にも直面して苦しい年だったが、自分の問題と向き合うきっかけをくれた娘に感謝している。この一年は私も成長するための大事な一年だった。 不登校を通じて、子どもとの接し方を学んだし、発達障害についても学べて良かった。 私は学校には行かなくていいと思っているけれど、娘がそうは思っていないし、今は行きたいと思っているようなので、私も学校に期待しすぎず前向きに話ができるようにしたいと思う。(小学生保護者)


  • この一年は自分優先に考えるようにして、仕事に集中したり、気持ち楽になるように心がけてました。イライラする事があまりなかったかな。息子のペースをなるべく崩さない配慮はしてたかな。(中学生保護者)


  • 分からなかった事や体験を聞く事ができ、自分も落ち着く事ができた。(中学生保護者)


  • 学校へ行かないを選択した彼に最初戸惑いを感じなかったわけではありませんでした。 しかし彼の2歳年上の姉も不登校でしたからそんなに焦ったり、その焦りを彼にぶつけたりということはなかったと思います。ただ生きてたらいい、生きてるだけでいい、 とおもい、接してきました。ただ、今は休憩中なんだと。 タイルがくえんでお母さん方と出会う、話す機会があり彼もですがわたし自身はそこで変化があったように思います。同じように不登校の子供を持つお母さんの悩みや家族やその他他愛もない事も話させていただいた事でわたしにとっても安心できる方々、安心できる場所なのだなと感じていました。(中学生保護者)



Q.今思うことはありますか?

  • 息子が行きたい高校がみつかるといいなぁ… がくえんの子たち、どうしてるのかなぁって気にしています。


  • 参加し続けてよかったです


  • 新学年になって学校に行くことができたが、やはり娘にとっては学校はストレスの多いところだし、どうなるかはわからない。 どうか温かい学校になってくれないかなと思う。 娘が「学校ではこうせなあかんねんで。」とよく言う。同調圧力を強く感じているようで、見ていて苦しい。 私は学校に行かなくていいと思ってはいるが、あまりにも学校以外の選択肢が少なすぎて、学校に行かないと学ぶ機会が少なくなるのは確か。 学校は自分のペースで行っていいんだということが当たり前になったらいいと思う。


  • 2年ぶりに登校して変化が見られました。2年間ほとんど外との接触を拒んで自分の殻に篭って未来を考えて不安が増すばかりでした。今はその2年の充電で80%ぐらいまでできたのかと思います。無駄ではない2年を過ごしたと思います。13.14歳とまだまだ子供の頭で沢山のことを考え。苦しみ、もがき、希望や夢も持てない中で、凄い経験をしてきたと思います。高校まであと一年もなくて試練の年になるかもしれないけれど今こそ底力がでそうな予感もします。2年の間、携わってくれたがくえんの皆さんに感謝しかないです。不登校の子供達を支えることは難しいと思いますがそれを笑顔で見守ってくれる仲間が居てる事は親にとっても心強い事です。


  • まだ同年代の子と一緒にいるのを嫌がるので、友達と思える相手ができて欲しい。


  • タイルがくえんで出会った方々、子供たちとのご縁はわたしも息子も大切に思っています。 お世話になったことはもちろん感謝の気持ちです。それ以上に何か絆みたいなものができたのかなぁ、って思います。 これからも何か支援というか、少しでもこのご恩を返していきたい気持ちと タイルがくえんで過ごす親子さん方の為にお手伝いできたらなぁ、と思っています。 そして息子のこれからを報告していけたらなぁ、と思います。それがタイルがくえんで過ごす親子さん方の勇気になったり、何か思うことになったり少しでもすれば嬉しいなぁ、とおもっています。


  • ありがとうございますとしか。もう本当に。 あ、これからもよろしくお願い申し上げます。 タイルカフェやがくえんを夢を叶える場にしていきたいです。



  • Q.次に悩む人に伝えたいことは何かありますか?

  • 人目を気にして子供を学校に行かせるのではなく、ゆっくり休ませる。親も、子供の前で暗い顔をするのではなく、ストレス解消方法を探して生活を楽しみ、なるべく笑顔でいると、子供も気が楽になると思います。ぜひタイルカフェに来てみんなの話を聞いて辛い日々から脱出してほしい!


  • タイルがくえんは安心して参加していい場所だと思います


  • タイルカフェで言っている、不登校の子は勇者。革命児。


  • ひたすら寄り添い、見守る。 本人の意思に任せ、それに添っていく。 焦らない。 過信しない、期待しすぎない。 聞きすぎない。 話してきた時に真正面から聞いてあげる。 答えてあげる。 これが2年過ごして感じてる事です。 一歩踏み出したら期待してしまうけど後退は必ずあるから身構えて見守る事やなとおもいます。 周りに同じ思いをしている人と繋がる事や、自分の好きな事をできること、1人にたまにはなり息抜きをする。 良い時、悪い時は背中合わせでいつどうなるかわからずビクビクしてしまう事もあるけど何かあっても一呼吸置いて「うん、うん!」と受け止める事が大事だなとおもいます。


  • 1人で悩むより同じ経験をしているお母さんに相談すると、ずっと心が楽になると思います。


  • その悩みこそが愛であり、あなたの力そのものになっていきます!


  • 今はずっと続かない、ただ今はちょっとだけ休憩の時間なんじゃないでしょうか。人は自分で選び自分でこうしようと思って初めて動けるものだと思います。なので周りがどんなに言ってもどんなにその子のためだと思ってしたことでも、その子にとってはそうでもなかったり 逆方向向いたりすることもあるのかもしれません。ただただ、我が子を信じてあげてほしい。 今は家でゲームしてねて、ご飯食べて、の繰り返しで、なにも進んでないように思ったりもすると思います。 毎日なにも考えてないように見えることも多いと思います。でも子供たちはわたしたち大人以上にとても色んなことを考えて毎日生きています。 いつまで続くかわからないこの今の状況は ただの休憩じかん、です、何年か何十年続くかわかりません。でもきっと終わりがあります。 なので、お母さんやお父さん方が焦らずにお子さんの事を信じて、少し忍耐がいるかもしれませんが、どうか信じてあげてほしいのです。 そう言った親の気持ちを子供はものすごく敏感に察知しています。大人も毎日の生活、仕事に追われて心広く受け止められる日、そうでない日あると思います。でも大丈夫、大丈夫って自分にも言ってあげてください。本当に大丈夫な日が来るって信じてたらくる、そうわたしは思います。




Q.今後の不登校支援に期待すること

  • 不登校児と親、行政、学校の三者が連携をとり、真の意味での多種多様な生き方を受け入れる社会への最初の1歩となる動きになっていけばいいな


  • ハートフルフレンドの人員を増やしてほしい。ほっとすてっぷwestをeast程とは言わないけどもう少し設備を充実させて人員を増やしてほしい。


  • 学校に不登校に詳しい理解ある先生を置いてほしい。あるいは学校からの情報提供をしっかりしてほしい。(情報を集めるのが大変だったので)


  • コロナ対策でオンライン配信授業の不登校向けだったり。世間も毎日子供が家にいてストレスを抱く子供に親に。不登校の子供達の気持ちがこれを機会に伝わってたらいいなー。そこから何か生まれるものを期待します。学校復学が全てではないけど復学するにあたりやはり学力問題は必須。少しでも学習できる環境が拡充されたらいいなとおもいます。


  • 無理に通うのは子供にとってもキツいので、サテライトやネット授業等の多様性ある対応を増やして欲しい。


  • まだまだ世間での不登校児に対する目はあったかくない気がします。人にもよるかもしれませんが。。なかなかオープンにしたくないという親子さんも多いと思います。不登校って悪い事じゃないんだよ、ってことを学校も含めてあと一歩、二歩進めば親も子も少しだけラクになるのかなぁって思っています



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